牛蒡子茶をのど風邪に
娘が風邪をひきました。しぶきをそんなに私にかけなくても、と思うのですが、私に向かってくしゃみをします。正面抱っこをしているので逃げられません・・・。
そして、うつってしまいました。
琴似の小児科ではRSウイルスが流行っていると、やはり小さい子供さんがいるお客様から聞いたので、感染力の力を考えるとそれかもしれません?(が、いつものように私にうつすと治る娘です)
私の症状は、
・咽がいたい
・乾く咳もでる
でした。
いつもは『天津感冒片(てんしんかんぼうへん)』を飲むのですが、自宅にストックがありませんでした・・・しかも気づいたのが夜。
ストックがあるというと、今年の年初まで飲んでいた乳腺炎用の牛蒡子が冷蔵庫にあることを思い出しました。
朝一で飲もうと心に決めて咽が痛いままその日は寝ました。(娘を寝かしつけて力尽き・・・)
あまちゃんは終わってしまったけれども、頑張って朝起きる。
牛蒡子を煎じること20分。だんなも起きてきた。
だんなも似たような風邪をひいていたので、二人で飲みました。
「にがい」とうめいている家人を尻目に、私は全然平気、苦さがおいしい。
朝食を食べ終わって、気がつくと咽の痛みがとれていました。ほほ〜(感心の心の声)。
一緒に飲んだだんなに効果の有無を聞いたところ、同時に色々な薬を飲んだようで(飲み過ぎ)分からないとのこと。でも咽の痛さはとれているらしい。
ちなみに、いつも飲む『天津感冒片』にも牛蒡子は入っています。牛蒡子の効能は、
◎疏散風熱(そさんふうねつ)・・・風邪(特に発熱につながる風邪に)を追い出す
◎利咽散結(りいんさんけつ)・・・咽が腫れて痛み・赤みが出ている時に、炎症をとる
◎去痰止咳(きょたんしがい)・・・風邪による痰と咳を改善する
です。
牛蒡子は、風邪薬の主薬(君薬とも言います)になることがないため、咽に入る薬草という“脇役のイメージ”で今まで使ってきましたが、今回の体験で、「牛蒡子さん、ごめんなさい、主薬もありですね」と考えを改めました。
単味(一種類の薬草)でも充分効果あります。恐れいりましたm(_ _)m。
乳腺炎で牛蒡子を飲まれているお母さん、咽がいたい風邪をひいた時も安心です。同じように煮だして飲んで下さいね。
新鮮な体験をした朝でした。