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9月の薬茶講座修了

2013/09/29

本日、9月の薬茶講座を開催致しました。

ご予約が午前・午後各1名様で頂いておりましたので、午後のお客様に声かけしまして、午前の部2名様で開催しました。たまたま同じ世代の女性同士ということもあり、体調への不安を共有することが出来、双方お話が盛り上がりました。

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秋は肺を養生する季節です。

この時期の不調は夏からの流れ(原因)があります。

1つは夏の気温(暑さ)の影響を受けた心臓が、肺に疲れをバトンタッチした場合。

もう1つはお盆当たりの高温多湿(札幌では)の影響を胃腸が受けてしまって、胃腸の疲れが肺にバトンタッチされた場合。

どちらも、肺のパワーダウンによる乾燥の症状が、皮膚や鼻の粘膜、喉に現れる点で共通ですが、もし肺の乾燥をケアしても回復しない場合は、心臓や胃腸の不調がないかをもう一度点検した方が宜しいかと思います。

肺の乾燥をケアする薬草として、本日は

『クコの実』『五味子』『大海子』の3種類をご紹介しました。

お二人の症状を伺うと、お肌の乾燥(特に夜に強く感じる)が気温の低下とともにさっそく感じているとのこと。

五味(薬草の5つの味と薬効)と帰経(薬草がどの内臓に作用するのか)のお話をしながら、『クコの実』は肺の乾燥だけではなく、肝臓と腎臓にも入ることから婦人科にも良いというお話、『五味子』は腎臓にも入るということからローズヒップと比べ補う力が断然違います、というお話をして、薬草のもつ力の深さを知って頂くことが出来ました。

食欲の秋、どうする?

秋と言いますと、食欲がでるわ、という話題になり、「胃に熱があるといくら食べても満足しないんですよ〜」とご説明致しました。そこでご紹介したのが、苦味のある素材を上手く活用すること。

五味の中の“苦(く)”には、“清熱(せいねつ)”という薬効があります。本来苦味のある素材は夏の暑い時期に摂ることをおすすめしますが、美味しいスィーツが沢山ある現代は、甘いものをついつい摂り過ぎて、漢方的に“胃熱(いねつ)”傾向になってしまっている方が結構いらっしゃいます。

そこで、「ゴーヤー、胃熱にいいですよ」と話しましたら、たまたまご参加のお客様が頂いたゴーヤーがあって、スライスにして乾燥させて保存しているということで、「ゴーヤー茶を作って飲まれてはどうでしょうか?」とご提案しました。

その際に、太陽を当てて天日干しに一度しますとゴーヤーの冷やす性質をやや緩和させることが出来るので、冬でも食欲が亢進してしまう時に身体を冷やさずに食欲だけ抑えたい目的で飲み続けることが出来ます。

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最後に各自ご自分の合った薬茶を3種作って頂き、お持ち帰り頂きました。

三ヶ月後にお互いのダイエット効果を確かめましょうね!と声をかけあったお二人、今日から頑張って下さい!応援しております。

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