妊娠中のあつさとだるさ【漢方相談症例 妊娠中のお悩み】
26歳より妊娠を望み、29歳から当店での漢方薬とタイミング療法開始。人工授精に進むも妊娠に至らず、32歳で体外授精に切り替え一回目の移植で着床。
4週目で陽性反応が出たが、身体があつくてだるい。出来れば横になっていたい。
基礎体温は37℃あり。夜中あつくて寝付けない時もある。
漢方的分析
体外授精を実施した場合、陽性反応が出たあとは高温期を維持するため黄体ホルモン剤を継続することが一般的です。この方の場合は、もともと微妙なホルモンバランスで体調に変化が出る体質だったこともあり、陰陽バランスが崩れたことによるあつさとだるさと考えました。
漢方では、ホルモン剤は陽の性質と考えますので、陰を補うことで陰陽バランスを改善することにしました。
使用した漢方薬
知柏地黄丸・補中益気湯・プラセンタエキス
経過
漢方薬を服用するとピタッと症状が治まるとのこと。ホルモン剤を継続した9週目まで同じ内容で漢方薬も続けて頂きました。ホルモン剤終了後しばらくして、ほてりやだるさはなくなったので、上記の漢方薬は終了。その後は出産まで元々妊娠前まで服用していた、血虚体質を改善する漢方薬:婦宝当帰膠を服用して頂き、無事男の子を出産されました。
公開日:2013/07/01
最終更新日:2014/02/11