「青大豆餡のどら焼き」〜腎精(じんせい)と腎虚(じんきょ)と薬膳 1月薬膳講座修了
1月の薬膳講座は、昨年11月に続き、腎臓について勉強してみましょうということで、『腎精(じんせい)と腎虚(じんきょ)と薬膳』というテーマで行いました。
今年初めての講座であり、初参加の方もいらっしゃったので、基本をおさえる内容にしました。
“黄帝内経(こうていだいけい)”という古い書物があります。ざっと2485年前頃に編集された中国最古の医学書です。この本には、漢方の基礎、薬膳の基礎、自然界の法則など載っているのですが、なんと不老長寿の極秘(当時)養生法も載っているのです。
そのキーワードが“腎精”なんですね。
腎精について、黄帝内経の書物をひもときながら、参加者お二人と不老長寿の方法について学びました。
薬膳とは?という基本のお話では、四性・五味(酸・苦・甘・辛・鹹)についても再度確認。
さて、今回のテーマの腎臓の五味はなんでしょうか?(答えは最後に)豆は腎臓にとても良い食材です。黒豆は腎臓を丈夫にする力もあります。緑豆はむくみを解消することもできます。(緑豆ははるさめの原料です)
ということで、黄帝内経にも出てくる腎臓に良い食材:豆を使った本日のレシピは”青大豆餡のどら焼き”
昨年暮れに“べにや長谷川商店さん”の長谷川清美さんが書かれた「べにや長谷川商店の豆料理」PARCO出版を読ませていただき、北海道に在来のお豆が多いことを教えて頂きました。
この中に紹介があった“青大豆”を昨年十勝に遊びにいった時に道の駅で購入したので、今日の講座で使用しました。レシピは長谷川さんの本にあった青大豆餡とどら焼きの作り方を参考に少々アレンジしました。
作った青大豆餡には腎臓に良い“松の実”を刻んで混ぜました。少し歯ごたえも出て美味しいとの評判でした。
ちょうど小腹がすいた頃だったようで、どら焼き2枚、お二方とも完食!嬉しい~
お客様がおからに豆を入れると歯ごたえも楽しめていいわよ、とのアイディア。
本日も話が盛り上がりつつ、長寿の方法を知った受講者の方々が夕食の準備のため急ぎ足で帰宅されました。
次回の講座は2/17(水曜日)です。
答え:鹹(=塩辛い)です。海藻・貝類(牡蠣・蛤など)といった海のものに自然に含まれる味を指します。