ビビッド漢方二回目が放送されました
ご報告が遅くなりましたが、去る8日の日曜日、Vivid漢方第二回目が放送されました。
録音時にあたふたした模様と途中からになりますが、書き起こし文章は→こちらからご覧頂けます。
二回目は「胃腸編」ということで、胃腸をケアしながら安心して登山する方法をお話しました。
日本人は自覚されていらっしゃらない方も含めて胃腸が弱い方が多いです。
普段食べているものであっても、身体に負荷をかけた状態で食べると”消化不良”を起こすことがあります。
登山中は、ペースを崩さないようにするために、休憩中も座り込まずに立ったまま休みます。
そして立ったままで食べ物を口にして、補給食とします。飲み物も立ったままで飲みます。
5分も経ちましたら、行動再開です。
さてさて胃では消化が終わっていますでしょうか?
どんな小さな補給食を摂りましても、さすがに5分で消化が終わっていることはあり得ません。
消化は歩き続ける中で行われないといけない状況になります。
一般に、普段の食事は座った状態で摂り、また食後もしばらく座っていることが多いかと思います。動かないことで、身体の血液が消化に関係する内臓に集まるので、集中して消化吸収活動を身体は行うことが出来ます。そのため消化不良にはなりにくいのです。
では、登山中はどうでしょうか?
歩いていることで、心臓や肺(呼吸のため)は活発に動いています。また筋肉もしっかり使っていますので、そちらにも血液は行きます。そうしますと、食事を摂っても普段と同じように消化に関係する内臓に血液が分配されません。
消化が中途になるとどうなるでしょうか?
胃もたれ程度であれば良いかもしれませんが、グルグルっとお腹が鳴り出し、未消化の物を排泄させたくなったらどうしましょうか?
山にトイレはありません。(現在登山ではトイレを持参していくことがマナーになっております)
普段から外出先で食事した時に消化不良を起こしたことがある方には、登山中でも起こりえると思って頂いて宜しいかと思います。
その予防には、登山を始める前に消化吸収の力をあげることです。その方法が漢方にはあります。
放送中に紹介致しましたのは、こちら『健胃顆粒(けんいかりゅう)』です。
処方名は香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)と言いまして、携帯しやすい顆粒タイプの漢方薬になったものが『健胃顆粒』です。
こちらを登山口で1包飲まれること、おすすめ致します。
そして、放送ではお話が出来なかったのですが、それでももし登山中にお腹がグルグルっと鳴り出して、腹痛も感じましたら、『半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)』を服用されると対応出来ます。『半夏瀉心湯』も顆粒になっているものがありますので、ポーチに1包入れておくとお守りとして安心です。(私も持ち歩いております)
当店では、『健胃顆粒(けんいかりゅう)』も『半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)』も1包より小分け販売しておりますので、「登山用です」と声をかけて頂けましたら、必要な包数を販売しております。
『健胃顆粒(けんいかりゅう)』1包 140円(税込)
『半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)』1包 110円(税込) ともに1日3回まで服用出来る漢方薬です。