断乳の際にも牛蒡子(ごぼうし)
8/31のブログ:産後のケア 乳腺炎に牛蒡子(ごぼうし)の中で、断乳の際にも牛蒡子が使えることを一言添えましたら、そちらのついても問い合わせが来ましたので、詳しくご説明したいと思います。
断乳の時期はひとにより異なります。
◎ 時期を決めて断乳させる
◎ おっぱいが出なくなってきたので、卒乳してもらう
おっぱいケアは大切です。次の妊娠時の授乳の準備だけではなく、しこりが残った状態が続くことはご自分の身体にやさしいことではないからです。
断乳の際の母乳の絞り方については、詳しい説明があるサイトがありますので割愛しまして、私からは”しこり”や”乳腺炎様症状”が出た時のケアについて、ご説明致します。
適切な母乳の絞り方をしても、やはり子供が飲んでくれる時とは異なります。しこりが”痛み”を伴うようになりましたら、『牛蒡子(ごぼうし)』の出番です。
早めの服用が効果的
しこりに、”痛み”や”熱感”も感じるようになりましたら、早めの牛蒡子の服用がおすすめです。
漢方には”不通則痛(ふつうそくつう)”という教えがあります。
「通りが悪くなったところには、滞りが生じるので、痛みがでます」という意味です。
授乳をしている時の乳線は母乳の通り道です。断乳のために、乳線は母乳がたまって停滞しています。そうすることで、停滞した箇所で炎症が起こりやすくなり、痛みが発生するのです。
牛蒡子には、熱を冷まし、通じさせる力があります。
一回10gの牛蒡子を600ccの水で煮だします。(一日分)
煮出し方については「漢方薬局いちやく草の牛蒡子(ごぼうし)」を御覧ください。
三回分の小分けもあります
牛蒡子茶は一日3回、しこりがなくなるまで飲むことが目安になります。
母乳が出なくなって卒乳される方の乳腺炎では、長くて3日間飲むとすっかりしこりはとれるかと思います。
そのような方には30g(三日分) ¥270-の使い切り小分けパックもご用意しておりますので、ご自分の身体をいたわるためにどうぞお使い下さい。
授乳は特別な期間です。おっぱいを沢山飲んだあとにすやすや眠ってくれる我が子を見る時期からの卒業はちょっと寂しい気分にもなりますが、成長する子供は新しい表情を見せてくれます。お父さんと共同作業できる育児がどんどん増えてきますので、ご自分の時間も作ってちょっと一呼吸おきましょう。
牛蒡子茶の作り方、飲み方などはこちらをご覧ください。
漢方薬局いちやく草の牛蒡子(ごぼうし)