北海道札幌市西区八軒
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牛蒡子(ごぼうし)

牛蒡子

牛蒡の子と書いて、”ごぼうし”と読みます。私たちが食卓で食べるゴボウの種のことです。

牛蒡子は、日本では2つの使われ方があります。1つは、漢方薬の原料の生薬(しょうやく)として。例えば、「駆風解毒湯(くふうげどくとう)」「柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)」などの感冒や咽頭炎を治す処方に配合されております。

もう1つの使われ方は、民間療法として母乳育児の際になりやすい”乳腺炎”によく使われてきた歴史があります。

出産後、乳腺炎になやまされる女性は多いです。その時に、助産師さんや母親、お祖母様に牛蒡子の存在を教えてもらった方(現在ではネットでも)が多いことでしょう。つまり口承伝達で受け継がれてきた使われ方です。

ところが、牛蒡の根は食品として生鮮食品売り場で一般的に見かけますが、種になりますと医薬品になるため、どこにでも売っている訳ではありません。医薬品の販売が許可されており、なおかつ薬草をとり扱っている薬局・薬店でのみ、購入することが出来ます。

当店は漢方薬専門店ですので漢方処方のために取り扱っておりますが、乳腺炎のお問い合わせが多いこともあり、慣れない育児でお疲れのお母様方にも分かりやすいように牛蒡子茶の作り方も含めてご紹介しております。

まずは短い日数で飲んでみられるとよろしいかと思います。体調に併せてご提案しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。私自身も母乳育児中、何度も服用して助けられました。

牛蒡子茶の作り方と飲み方

作り方は、一回10g(一日量)計量し、やかんにて、弱火にかけます。やかんをお持ちでない場合は、アルミ・ガラス・ホーロー・セラミックなどのお鍋でも同じように煎じることができます。(注意:ただし、銅や鉄は避けて下さい)

お道具として「土瓶」があれば、一番なのですが、気軽にお手持ちのものでもご使用になれます。大切なのは薬湯を頂く事なので、お道具よりも煎じ方のコツが実は大切です。

牛蒡子10グラム
牛蒡子1回分(一日分)10グラム
水と牛蒡子を入れます
水500-800mlと牛蒡子をやかん、あるいはアルミ・ガラス・ホーロー・セラミックなどのお鍋に入れます。(注意:ただし、銅や鉄は避けて下さい)

煎じ方のコツ

一度沸騰させてから、とろ火にかけて、煎じ汁が減り過ぎたら、さし湯をしてそのままことこと煮出すこと、約30分。

牛蒡子をとろ火で煮出します。
一度沸騰させてから、とろ火で30分ほど煮出します。
煎じ汁が減り過ぎたら、さし湯をします。
牛蒡子茶できあがり
30分ほどとろ火で煮込めば牛蒡子茶のできあがり。

煎じ終われば、熱い内にすぐ、やかんから牛蒡子茶を耐熱ガラスに移します。(茶こしに残った牛蒡子は捨てて下さい)

茶こしで牛蒡子を取り除きます
茶こしに残った牛蒡子は捨てて下さい
牛蒡子茶を入れ物に移します
30分ほど煮だしたら、熱いうちにすぐに牛蒡子の煎じ殻を取り除くことが大切です。

煮出した後、やかんにいれっぱなしで放置しますと、種から出て来たエキスがまた種の中に戻ってしまったり渋みなど薬茶の味が変わってしまいますので、ご注意下さい。

このような点に注意しながら30分程煮詰めると約300〜400ccの牛蒡子茶が出来上がります。

1日3回に分けて服用して下さい。

牛蒡子茶のできあがり
できた牛蒡子茶は1日3回に分けて服用して下さい。

牛蒡子茶は“苦い”です。ですが、乳腺炎の時はこの苦味が気にならない場合が多く、逆に美味しく感じられることさえあります。

お味が苦手な方は、無理せず水で薄めて飲んで頂いても効果は同じです。

乳腺炎の程度によりますが、初期でしたら、一回服用しただけでも即効性が感じられます。

患部の赤みやしこりがなくなるまで継続して服用して下さい。(3日間以上服用して治まる気配がなければ、ご連絡下さい。もしくは出産した産院か助産院にご相談を)

授乳時間に関係なく飲んで頂いて結構です。(赤ちゃんの健康に影響しません)私自身もかなりお世話になりました。(断乳後のしこりにも使いました

<参照>断乳の際にも牛蒡子(ごぼうし)

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