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『弁当の日』「台所に立つ子どもたち」「ここ 食卓から始まる生教育」2010年に向けて

2009/12/30

早いもので2009年は明日のみとなりました。
いちやく草は、本日までの営業です。

今年一年、振り返ることも大切ですが、来年に向けて気持ちが前向きになるシンポジウムに今月参加してきましたので、そのご紹介を兼ねて今年の最後のブログと致します。

『弁当の日』をご存知でしょうか?8年前、とある香川県の小学校の4月のPTAの集まりで校長先生から提案があった言葉です。

「弁当の日、を家庭科がある5・6年生の後期日程に取り入れたいと思います。」

ざわめく会場。

「基本は家庭科の授業でならいますので、弁当の日は、お母さん・ご家族の方、材料買い出しから一切手伝わないで下さい。」

さらにざわめく会場。

実施に至るまでの過程は、
シリーズ子供の時間3 “弁当の日”がやってきた
シリーズ子供の時間4 台所に立つ子どもたち  著:竹下和男 自然食通信社
に紹介されています。

また、食と性との繋がりについて、九州で長年助産師として未成年の妊娠相談に関わってきた内田美智子さんが書かれた著書「ここ 食卓から始まる生教育」があり、この内田さんもシンポジウムで講演して下さいました。

弁当の日「ここ―食卓から始まる生教育」「台所に立つ子どもたち」

弁当の日
「ここ―食卓から始まる生教育」
「台所に立つ子どもたち」

この『弁当の日』の取り組みは、子供達に生きていく基本の力をつけさせたいと、始めた取り組みですが、同時に自立心・心の成長という副産物も多かったようです。

また親からは、親子のコミュミケーションが増えた。親が思っていた以上に子供が成長する姿を目の当たり出来た、など当初心配していたケガや火事などの事故は一切なく、思ってもみなかった驚きの方が多かったそうです。

それだけ子供達には与えられたチャンスを吸収して活かす力が備わっているのですね。

また子供達だけでなく、親も教師も取り巻く大人達が何かしらの成長を一緒にできているように感じ、大人達にとってもいい教育の実践だと思いました。

『弁当の日』提案者の竹下和男先生自身が撮った子供達の写真、どの子も自分で作った弁当をとても誇らしげに持ち、いい顔をして写っていました。皆様にも是非見て頂きたいと思います。(写真の本の中に載っています)

本は店頭に置いてございますので、ご来店の時に手にとってご覧下さい。

当店では薬膳講座を月一回実施しております。1月は1/20(水)の予定です。

食の大切さを毎回勉強しておりますが、内容は異なりますけれどもいちやく草版『弁当の日』を模索してみたいと思います。

来年もまたアンテナを張って、自分自身が何かを感じられるものを見つけていきたいと思います。それを、店頭で皆様に還元することが出来たら幸せです。

今年も有り難うございました。
どうぞ皆様、良い年をお迎え下さい。

新年は1/6(水)より営業致します。

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