養生生活素材
ゴッコ(ホテイウオ)
この20センチから30センチほどの巨大オタマジャクシのような魚は、七福神の布袋様に似ていることからホテイウオという和名がつけられ、北海道では一般的に「ゴッコ」と呼ばれているお魚です。
丸い体につるつるした柔らかな手触りと、岩に貼りつくための胸の吸盤が特徴です。
北部北太平洋に広く分布し、産卵期の冬場12月〜4月によくとれることから、ゴッコを使った冬の鍋料理「ゴッコ汁」は、北海道の冬の郷土料理、家庭料理として親しまれています。
海のすっぽんとも呼ばれる珍味で、身も皮も軟骨のような骨も食べることができ、その淡白な味はアンコウにも似ています
ゼラチン層が厚くコラーゲンたっぷりのプルプルした皮、フワッととろけるように柔らかな食感のお肉、メスのお腹全体にたっぷり入っている卵、濃厚で旨味豊かな味わいの肝などを、鍋や汁物、あるいは唐揚げや酢味噌和えにして楽しむことができます。
昔は北海道でしか食べられない珍しい魚でしたが、最近では他の地方にも少量出荷されているようです。
公開日:2014/10/31
最終更新日:2014/11/01