養生生活レシピ
冷たいじゅんさいジュレ
材料(3人分)
じゅんさい1パック
黒きくらげ(生)3枚
棒寒天1本
水330cc
出汁用煮干し10g
出汁用昆布10cm
醤油大匙1と小匙1
生姜1片
作り方
① 棒寒天を水に浸す。出汁用煮干しと昆布を水330ccに浸し1時間置く。
② ①の出汁を弱火にかけて、沸騰したら煮干しと昆布を取り出す。醤油を入れる。
③ 棒寒天を絞ってから細かくちぎり鍋に入れ、隠れる程度の水を加えて弱火にかける。完全に溶けるまでかき混ぜる。
④ 溶けて透明になった③を②に入れる。
⑤ 余熱がとれてから冷蔵庫に入れ、時々取り出しかきまぜる。
⑥ 湯通ししたきくらげを刻み、じゅんさいを軽く水で流し、⑤のジュレと混ぜる。生姜を摺って少量のせて出来上がり。
※ 調理時間の目安は1時間です(ただし、出汁用の置き時間はのぞいています)
薬膳的ポイント
夏、汗をよくかくと自覚がなくとも、体温調節のために知らずと汗は出ています。
その時にからだの潤いである水分だけではなく、“気(き)”が一緒に出ていってしまう、と漢方では考えます。
“気”は自然界に存在しているものと考えますので、私たちの身の回りにあります。食べ物にも“気”をたっぷり含んだものがあります。
それが、旬の食材です。
なぜなら旬の食材は、その季節だけ生育するものであり、また夏の太陽を浴びて育っているため、私たち人間が夏に必要としている“気”をたっぷり含んでいると考えるからです。
『じゅんさい』は、夏のおやさいです。
そして今回使用している『きくらげ』も『じゅんさい』と同様に、内臓の中の“肺”をケアすることが出来ます。
漢方的に肺は、呼吸を行い、同時に潤いを好む内臓とされます。
夏は、暑さから呼吸がみだれがちになり、また汗となって身体から水分が出ていくため、肺はフル活動しています。だからこそ夏に疲れが出やすい内臓と言えます。
『じゅんさい』も『きくらげ』も身体に水分を保つ力をサポートしてくれる食材ですので、夏の肺の養生におすすめの食材です。
公開日:2014/06/05
最終更新日:2015/01/07