ゴッコな季節です
魚売り場に“ゴッコ”が並ぶようになりました。ゴッコとは正式名称「布袋魚(ほていうお)」だそうです。
大きなおたまじゃくしとも形容されますが、ちゃんとヒレがついて魚の形をしています。
ですが、軟骨とゼリー質な魚なので、歯ごたえや調理の仕方が一般の魚と異なり、札幌でも食べたことがない方は結構いらっしゃるかもしれません。
メスとオスが売られており、人気があるのはこの時期卵を抱えているメスですね。(味が濃厚で人気あり)私が行く魚売り場では、メスは捌いてパック詰めにされており、オスはそのままの形で陳列されています。
個人的に卵はあまり沢山食べられないのと、オスは大きさが手頃でかわいいので、毎年オスを食べます。
パックから取り出すと
こんな感じです。表面はぬめっていて、まな板を滑っていってしまいます。
内臓を取り出してからたっぷりのお湯をかけるとぬめり成分が固まり(タンパク質が凝固します)、水で洗い流すとピーリングした後のようにきれいなお肌が再び現れます。と、同時に膨らんでふぐのような感じに。
かわいくなりました。
ごっこ鍋には、この時期の根菜類を昆布でとったダシに入れます。今回は豆腐も加えてみました。
肝腎のできあがりの写真を撮るのを忘れて食べてしまいました。美味しかったです
大寒(1/20)は過ぎましたが、寒さが続くこの時期にコラーゲン成分の多いお魚を食べることには、食養生的意味があると思います。滋養的効果、とも言えるでしょうか。
皆様も魚売り場で見かける新しい魚の調理にチャレンジしてみて下さい。旬の食材には、力がありますよ。
おまけ:
YouTubeに泳ぐごっこが投稿されていましたので、ご覧下さい。
「泳ぐ『ごっこ』 」
ホテイウオ(ゴッコ) 2011/12/21 積丹・幌武意でダイビング
ホテイウオ 泳ぐ