不妊と冷え、冷え性：FM北海道 AIR-G’ Vivid漢方（ビビッド漢方） 第18回 2012年10月3日放送分書き起こし
パーソナリティ：高山 秀毅
ゲスト：漢方薬局いちやく草 上村由美
「ビビッド漢方。毎週この時間は漢方薬を選ぶときには、中医学の知識が必要、大切という事で中医学の医学や薬、そして漢方について毎回ゲストを交えてお送りしています。今月は北海道中医薬研究会の会員、上村由美先生にお越しいただいています。おはようございます。」
おはようございます。
「よろしくお願いします」
お願い致します。
「上村先生の薬局では、どんな相談が多いですか？」
うちの薬局の方では、私が女性であることもありましてほぼ９０パーセントぐらいのお客様は女性です。
年代は、地域が八軒という場所もありますので、主婦層が基本ですので３０代ぐらいの方から６０代ぐらいの方。幅がある相談の内容になっています。はい。
「おのずと婦人科系の相談というのが多いんでしょうかねぇ？」
そうですねぇ。女性特有の生理のことについてですとかあとは、更年期のこと。それと、私自身も力を入れていますのが『子宝（不妊）の相談』のお悩みについて対応できる薬局づくりをしております。
「ま、つまり…お子さんを授かりたいんだけども、なかなか授からない。。。ということで。おそらく、その、最初から上村先生の所を尋ねるというよりはまず病院に行って、それぞれ、その…ダンナさんと奥さん。男女、それぞれなにかあるのではないだろうか？というところからスタートされているのではないでしょうか？」
そうですね。あの、気楽にご相談に来て頂ければと思っているんですが、もしまだ病院で何かしらの検査ですとか、受けられていない方の場合にはまず婦人科の方を受診されて、一通り検査を受けて。それで特に何もない、まぁ、そういう場合が多いんですけど、その場合はまた、気になる体調があると思いますので、ご夫婦そろって来てください…とお話しております。
「僕の周りにも同年代でね、なかなか、こう…子供が授からない…という方がいらっしゃるんですけれども。そういう時に、やはり、その、両方調べてもダンナさんも奥さんも旦那様も奥様も特に問題がないという結果が出ることがあって…。そうなると、余計に悩みますよね。問題がないのになんでって…悩むと思う。」
例えば、そういう時にでも、普通に冷え性があるとか、実は毎回、生理の時に体がつらい…ですとか、男性の場合ですと、残業が続いた時に疲れが取れないですとか、普通に感じている「体調の変化がある」と思うんですよね。そういうことをひとつひとつ、丁寧に、身体づくりをしていってあげることで、特に原因がないのであれば、おのずと自然に妊娠に至る例が多いので。そういう意味では、気軽に、まず相談に来ていただければなぁと思います。
「冷え性…とおっしゃいましたよね？冷え性が『子宝』にやっぱり大きく関わってくるんでしょうかねぇ？」
そうですね。実は、冷える場合に多いのがお腹周りと腰が冷える。あとは、下半身冷えるという方が多いんですけど婦人科の場所が含まれているんですよね。で、これは、実は、男女とも同じ、生殖系統の場所が冷えるというのは同じ場所なので。
「冷える」といっても、婦人科が冷えていますよということが多いですから温めてあげるだけ。血行もよくなりますし、体質自体が変わるということも漢方では十分に考えられますので…冷え性とっても大事です！
「なるほどねぇ。じゃぁ、こう、体温を測ったりするというのもとても基本的なことですけれども、とっても大切なこととなりますよね。」
そうですね。女性の場合、基礎体温つけていますけれども、冷え性の方は、本当に（基礎体温は）低くでるんですよね。なので、基礎体温を測ったものを薬局にお持ち頂くことをお勧めしています。より詳しくアドバイスできますので。
「体温は大事！ということを伺いました。来週以降、どういう原因がね、もっと、さまざまな点から考えられるかということを詳しくお伺いしたいと思います。今月は上村由美先生にお越し頂いてお話を伺います。来週もよろしくお願いします。」
ありがとうございました。
AIR-G’ FM北海道80.4 「Vivid漢方」出演分 書き起こし一覧
公開日：2013/06/14
最終更新日：2014/02/27
