冷え(子宮内膜症)とよもぎ茶
本日も元気に営業中です。
いちやく草にて『よもぎ茶』の取り扱いを始めました。
かなり前の記事になってしまいましたが、昨年の12月に“子宮内膜症と強い冷えの関係”について書きました。
前回の子宮内膜症の記事
この内膜症に伴う”強い冷え症”に対応できるように、冬の間色々考えて作ったお茶です。
“よもぎ”は皆さんよく耳に目にする野草ですよね。そうです!“草餅”の原料です。
よもぎは日本中どこにでも自生していますが春先の若い葉は香りが高く、餅やお団子に混ぜて頂くと美味しいですよね。
春を過ぎ夏になると、どんどんよもぎは成長します。
その成長した時の葉を採ったものが、“よもぎ茶”の原料になります。
よもぎは、艾葉(がいよう)とも呼ばれ(生薬名)、漢方でも使われる薬草です。胃腸・肝臓・腎臓を温めますが、特に婦人科の内臓(卵巣・子宮)を温める効果があります。ちなみによもぎを黒焼きにしますと、不正出血を止める薬にもなります。
このよもぎ茶を『婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)』などの血液を増やす働きがある漢方薬と一緒に服用することがおすすめです。
内膜症の冷えは、冷えだけが内膜症を停滞させる原因ではなく、冷えを抱えた古い血が停滞することに原因があると漢方では考えます。その古い血を新しい血と入れ替えるには、“良い血液をたくさん作ろう!”と身体に働きかけてくれる漢方薬が必要なのです。
よもぎはまた身体に停滞している“水”を動かす力もあります。(利尿作用ほど強くはありませんが)
さっそく服用頂いているお客様からは、「温まり過ぎることもあるくらい」との声を頂いております。
生理の時に体調の変化が分かるので、一ヶ月単位での服用がおすすめです。
前回の記事に書ききれなかった、内膜症を改善するための生活習慣の見直しを最後に
キーワードは“毎日”です。
何となく習慣で毎日していたことの中に、内膜症を停滞させてしまう原因があったかもしれません。
逆に毎日続けられそうことを始めることで、身体は必ず応えてくれます。
:野菜&海藻を入れたみそ汁を朝飲んで出かけましょう。(出来ればだしには昆布を、味噌は酒精やだしが入っていないシンプルなものを)
:オシャレは、足は出してもいいけれど、足首より先と太もも上部から腰にかけては薄手の保温下着(風を通さないタイプのもの)を春だからこそ必ず使いましょう〜。
:お酒を楽しんで帰ってきたあとは、湯船に浸かる入浴とお風呂上がりによもぎ茶&婦宝当帰膠を飲んでから寝ましょう。(お酒で冷えて浮腫んだ身体を寝ている間に回復する手助け)
今までの生活習慣の見直し(まずは隔日から)
:コーヒー(カフェイン)は冷やす性質なので少なめに(飲む時間帯は昼食後まで、1日2杯まで、生理中は飲まない)
:食品添加物(白砂糖含む)の入ったものを極力摂らない(=自炊率を上げる)
:甘い物は“同じもの”を沢山たべない
:タバコは禁煙外来を利用して無理なくやめましょう