琴似中央小学校2年生さんの訪問
本日、薬局の近くにあります、琴似中央小学校2年生の子供達4名様が訪問して下さいました。
生活科の授業の中の『どきどきわくわくまちたんけん』の学習のためです。
5年前に同じ小学校の3年生の子供達が見学にきてくれましたが、2年生の子供達も事前に質問をしっかり考えてきてくれました。
「こんにちは。琴似中央小学校からきました。今日はやっきょくのけんがくをよろしくおねがいします。名前は◯◯です。(4名それぞれ自己紹介してくれました)」
Q:一日にいくつ薬が売れますか?薬草はどんな植物なんですか?漢方薬はどうやってつくるのですか?
私:そうですね、売上げは日によってばらつきがあります。
漢方薬は販売する前に、お客さまからつらい体調をじっくりうかがいます。みじかくても30分、長いかたですと2時間かかることもあります。それからお客さまに合う漢方薬をごしょうかいして、購入いただきます。一日に来ていただくお客さまは3名〜10名くらいですから、薬は3〜10個は販売していることになります。
みんなの周りに生えている植物にも薬草があるんですよ。
たとえば、おおばこやどくだみ、公園に生えていたりします。
お花の芍薬は根が薬草です。お庭があるお家でよく見かけるお花です。
それから、毒がある植物を薬草に使うこともありますよ。
北海道にはトリカブト、という毒がある植物が生えています。
その植物の根を加工して“ぶし”という名前で呼び、薬草として使います。
植物以外にもトカゲを使うこともありますよ。魔女さんみたいですね。
たくさんある薬草から、お客さまの体調や病気に合わせて組み合わせを変えます。
ではここで、薬草の味をたいけんしてみましょうか?
クコの実から作られた100%ジュースを試飲してもらいました。食べてみたいと言ってくれた子供さんにはドライクコの実もかじってもらいました。
「トマトジュースみた〜い、でもちょっとちが〜う。」
「実の方はおいしいよ。」・・・などなど。
質問が終ってからは、店内の見学。
猿の木彫りのお人形と“ごぼうし”を発見して、質問してくれました。
「なんですか〜このお人形」
よく見ると赤ちゃんお猿を抱っこしているよ。
みんなも妹や弟がいるかな?
お母さんが赤ちゃんにおっぱいをあげている時に、おっぱいがはれてしまうことがあって、とっても痛いの。その時にこの種でお茶を作って飲むと治るんだよ。
一人の女の子が種のにおいや形をじっとみて、「ごぼう!」。
そーだよ、よく分かったね、すごいね〜。
これは“ごぼう”の種、薬草の名前は“ごぼうし(牛蒡子)”と呼びます。
最後に女の子が二人来ていましたので、9月28日の十五夜満月から月とからだの関係について、お話しました。月の満ち欠けに女の子のからだは影響されるんだよ。もう少し大きくなったらからだの変化で分かるからね。
満月の時に、からだを大事にすると元気でいられるよ。昔の人わね、満月の時に小豆を食べて身体の調子をととのえていたんだよ。
と、時間はもう11:00。
「もう時間なので、学校にかえります。今日はありがとうございました。」
と元気にお別れのあいさつをしてくれまして、店頭のマスコット:パンダのシンシン君にもバイバイしてくれました。
今日は、訪問していただき、ありがとうございました。
私も楽しい時間を子供達と過ごすことが出来ました。