不妊相談:周期ケアとは?
元気な赤ちゃんを育むために、周期ケアによる“からだ作り”をお手伝いしています。“からだ作り”は妊娠反応を目標にするだけではなく、妊娠初期の流産予防にもなります。
基礎体温表をよくご覧になったことがあるでしょうか?婦人科での検査で特に問題がないという方が実際多いです。ですが、漢方的にていねいに基礎体温表や体調を伺っていくとここが弱いかも・・という点がみえてきます。
“周期ケア”という方法をご紹介します。 基礎体温表には低温期と高温期があります。それをさらに細かくわけて月経期と排卵期を加え、一周期を4つに区分し、その各期ごとに必要な漢方ケアをする方法が“周期ケア”です。
- 月経期に問題がある場合は・・受精卵の着床と関係します。
- 低温期に問題がある場合は・・卵子の発育と関係します。
- 排卵がはっきりしない場合は・自分が思っているタイミングとずれている可能性があります。
- 高温期が不安定な場合は・・・卵子の発育と卵巣の働きに関係します。
周期ケアには、周期に関係なくベースとして必要な体質改善があります。それは“血液”についてです。漢方の古典の本に「女子は血(けつ)をもって主となす」と記載があります。
血=血液が
- 新鮮で十分な量を身体で作ることができるか
- それを子宮内膜に溜めることができるか
- 卵巣や子宮の血流によどみがないか
- 生理時に、きれいにはがれて排泄することができるか
で、今現在の“血液”の状態をみることが出来ます。
10人に1人が子宮内膜症があると言われています。内膜症や繊筋症は不妊の原因になります。子宮筋腫は着床や出産にリスクがあると考えます。“血液”について体質改善が必要な場合は、4つの期を合わせた全期に同じ漢方薬でケアを致します。
以上が簡単な周期ケアの概要です。
初回は、問診&説明に2時間ほどかかりますので、事前にご予約下さい。電話、メールで承っております。
ご相談の際には
- 基礎体温表(最低三ヶ月分、治療中の方はホルモン剤を服用する前の体温表もお願いします)
- 血液検査、ヒューナーテスト、精子検査、内服薬&注射の内容
の資料がございましたら、任意でお願いしております。
公開日:2013/05/10
最終更新日:2014/02/11