男性の不妊症とは
4/18~19、東京へ婦人科の勉強会に行って参りました。
今年は集中して『不妊症』について勉強しております。
今回のテーマは“男性不妊”
初日の講師は聖路加国際病院 女性総合診療部 生殖医療センターで不妊治療にも取り組んでおられる 佐藤孝道先生。
佐藤先生のお話では、不妊のカップルがいた場合、男性側の原因も30~40%あるとはっきり言えるそうです。今までは、そうではありませんでした。
受精卵は女性の卵子と男性の精子から出来上がるので、もし妊娠に至らない場合には、双方半々に問題の可能性はある、と考えられてはいたのですが・・・・・現実は、生殖医療外来を受診されるのも検査を受けるのも女性が多いため、女性側の問題がクローズアップされることが多かったのです。
しかし、そんなことはない、とデータで示して頂き納得しました。
とはいえ、大事なことは、男性・女性とも原因と思われる要因が見つかった場合、自責の念に強くかられてしまうことが多いので、病院でも説明の際には、カップルが前向きに考えていけるよう説明しております、とのお話がとても印象的でした。
他の疾患でもそうですが、数値にこだわりすぎてしまうと、数値に一喜一憂するあまり、他が見えなくなってしまいます。相手の気持ちや自分自身だけが感じる体調の声にも耳を傾けることが大切です。
この講義で教わったことは子宝講座の中でもお話しします。
今週25日(土)に子宝講座がありますので、興味ある方は是非ご予約(011-802-9405)下さい。
東京は桜が終わり、街路樹のハナミズキが開花していました