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夕張の村上医師『若月賞』を受賞

2009/03/10

本日の朝日新聞、道内板。
「とても名誉、まさか僕が」と縦書き。

「とても名誉、まさか僕が」2009/3/10 朝日新聞道内板

財政破綻した夕張の医療に、旧瀬棚町で地域医療に実績があった村上智彦医師が着任してから、まだ2年。人や予算が限られ中、総合病院という巨大な箱の維持に固執するのではなく、維持が可能な診療所という規模に縮小し、その代わり、外へ外へ出かけていく診療。在宅診療・地元保健師さんとの共同の取り組みで予防医療を住民に理解してもらい実践してもらう。医療費が少なくなれば、市にとっても住民にとって、財政負担が少なくなる。

夕張だけでなく、医師として(その前は薬剤師として)歩んできた今までの活動に対しての『若月賞』受賞だと思います。

若月賞は、長野県佐久市において農村医療の大切さを説き、実践してこられた故(2006年96歳にて永眠)若月俊一医師の功績を記念し、1996年、全国の保健医療分野で「草の根」的に活動されている方を顕彰するために制定されたものです。村上医師は第18回目の受賞。

若月俊一氏著『村で病気とたたかう』は、1971年に書かれた本ですが、氏と同僚の地道な活動の軌跡と、今も通じる“必要な”医療の本質が書かれた本のため、現在も大事に読まれています。

恥ずかしながら、わたくし、医師になろうと漢方から離れていた時期がありまして(受験の結果は想像された、そう、その通りです)その時、様々な動機で社会人から医学部進学を希望する人たちに出会いました。(医学部編入制度があります)

地域医療に従事することを目指す方、現在の仕事や研究を臨床の場で生かすために進学を希望する方など、たくさんの情熱にふれました。

その後、進学されたり、他に進路をとったり(私も)、今現在も進学の準備を進めている友人がおります。

地域偏在、産・小児科の医師不足や救急体制への心配など、色々と医療に問題があると言われておりますが、個々の状況で地道に頑張っておられる現役医師や、よりよく変えたいと新たに医師を目指している情熱の卵さんに引き続きエールを送りたいです。

コメント

  • 2009/03/11

    夕張希望の杜のスタッフです。今回は村上のことをとりあげていただきありがとうございます。漢方はうちの医師たちも使用しています。これからもブログを楽しみしています。

  • いちやく草 2009/03/12

    N様、コメント頂きありがとうございます。こちらの方こそ、夕張希望の杜のスタッフの方よりコメント頂き恐縮です。この度の受賞、代表は村上先生ですが、チームであるスタッフ皆様の活動への受賞だと思います。本当におめでとうございます。小さな薬局のブログですが、時々のぞいて頂けると嬉しいです。私も夕張(北海道)希望の杜のHP&メルマガ http://www.kibounomori.jp/ 今後も拝見させて頂きます。皆様の地域医療活動を陰ながら応援しております。

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