ベースのお茶その1〜杜仲茶〜
『身体いたわる薬茶講座』で紹介しております、ベースのお茶の説明です。
今日は“杜仲茶(とちゅうちゃ)”をご紹介します。
茶とはつきますが、列記とした薬草の1つで別名:杜仲葉(とちゅうよう)とも呼びます。
こちらは樹木の葉の部分ですが、
同じ植物で、樹皮の方が漢方の原料としては一般的でこちらは“杜仲”とシンプルに呼びます。
杜仲は、面白く?て乾燥している樹皮を割ると、ゴムのような繊維がびよーんとのびます。
こののびが強いほど、良い品質の杜仲と言えます。
杜仲の漢方的効果は、
・ホルモンの管理や水分代謝の大元と考える内臓:腎臓を丈夫にする
・筋や骨を丈夫に維持する
・妊娠初期の胎児をまもる
などです。
身体を温める薬草です。
杜仲葉(=杜仲茶)には杜仲ほどの強い効果はありませんが、同じ植物ですから温める働きは同じです。
杜仲より穏やかに温めると考えて良いと思います。
今回ベースに選んだ3つの中では、一番温める働きがあるお茶です。
こちらのお茶をおすすめしたい体質は
・腰や下半身を含む冷え性がある方
・ホルモンのアンバランスが関係する体調がある方(婦人科疾患・更年期のお悩みなど)
がある方です。