『快適な登山のための漢方』山の風邪対策 AIR-G’ Vivid漢方 2013年12月22日放送分書き起こし

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パーソナリティ：高山秀毅
ゲスト：漢方薬局いちやく草上村由美

ビビット漢方、パンダマークの漢方薬取扱店、北海道中医薬研究会の提供でお送りします。毎週この時間は、中国の医学やくすり、そして、漢方について、毎回ゲストを交えてお送りしています。今月は、北海道中医薬研究会会員の上村由美先生です。よろしくお願いします。

よろしくお願い致します。

登山と漢方ということでね。えぇ登山に、実際その山に登るときのお話もあれば、まぁ、それと同じような日常の中でのシチュエーションで漢方をつかう、役に立つ話をして頂いているわけなんですけれども、今回は「風邪」についてですね。

はい

実際その山にのぼる前には風邪をひいていなくて健康で、登っている最中に風邪をひくってこと、あるんですか？これは。

えぇ、あの多いのはですね、やっぱり泊まりがけなんかの山ですと、よく起こりうるんですけれども、登りますと暑くなりますから、汗をかきます。

で、ただ山頂に立ちますと、風が強くって、そのかいた汗が一気に冷やされるってことはよくあるシチュエーションなんですね。

その時はなんともなくても下に降りてきてから、もしくは、まぁ宿泊する時にテントに入ってから寒気が止まらないですとか、なんかゾクゾクして鼻水が垂れてくるですとか、あれっ私、風邪をひいちゃったかな？と思う時があると思うんですね。

その時にやはり降りるまで、まだ時間があるようでしたら、風邪をそこで予防できないと、翌日の山行にも影響が出ますし、自分自身が元気に降りてこれないと、ということはよくありうるシチュエーションですね。

そういう時に使える漢方薬というのをご紹介したいかな、と思います。

なるほど、なるほど、どうすればいいのですか？これは。

そうですね、おすすめはまず『葛根湯（かっこんとう）』という風邪薬があります。

そちらを飲んで、その寒気とか身体のこわばりがとれましたら、それで風邪予防は十分できたと。

あとは鼻水が垂れて、風邪をひいたかな、と。止まらないという時には、その鼻水用に特に有効な『小青龍湯（しょうせいりゅうとう）』という風邪薬の漢方薬があります。

そちらを使いますと、同じように風邪の鼻症状も抑えることが出来ますので、翌日も快適に、山を下山して行くことが出来ます、はい。

あと、出来ればなんですが、その山登りの間中、そういった風邪の症状に陥らない、まあ予防対策みたいなこともしたいんですけど。

予防、はい、その場合には、おそらく普段の生活から風邪をひきやすいという傾向が多分おありだと思います。

そうしますと、身体のバリア機能を高めるという方法がありまして、薬草で言いますと、「黄耆（オウギ）」という薬草が身体のバリア機能を高めることが出来ます。

例えばそれが入っています『衛益顆粒（えいえきかりゅう）』という漢方薬がありまして、それを普段の生活から、飲まれてから山に登られると、そうすると勿論、普段の生活でも風邪予防にもなり、山でも風邪がひきにくくなります。

なるほどね〜、じゃあそれこそこの番組を聞いていらっしゃる方で山に登らない方でも、この「黄耆」が入った漢方を使うというのが１つの手なんですね。

そうですね、予防になります。

またそれは薬局の方で相談してね。

はい、ぜひ。

飲んで頂きたいと思います。

はい

今週も上村由美先生でした。ありがとうございました。

ビビット漢方、パンダマークの漢方薬取り扱い店、北海道中医薬研究会の提供でお送りしました。

公開日：2013/12/23
最終更新日：2015/05/29

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