漢方薬の代金は「医療費控除」が受けられます
家族の医療費・医薬品代が10万円を超えたら「医療費控除」を申請できます
1月1日〜12月31日までの1年間に使った、生計が同じ家族(その他親族)全員の医療費・医薬品代の合計が10万円以上のとき、医療費控除を申告すれば還付がうけられます。
治療に必要な漢方薬にも適用されます
この医療費控除は病院の治療費以外に「治療又は療養に必要な薬事法に定める医薬品」の代金にも適用されます。
この条件を満たしていればドラッグストアや漢方薬局等で購入した薬、漢方薬も含まれることになります。(ただし美容や健康維持などを目的とするものや、医薬品ではない健康食品などには適用されません。)
また、購入するために必要となった交通費(バス・電車代)なども医療費控除の対象になります。
(自家用車のガソリン代は適用されなかったり、タクシー代は基本的に適用されないが、緊急の場合や電車・バス等が利用できない場合は適用される、など細かい決まりがあるので、詳細は最寄りの税務署にお問い合わせください)
医療費控除を申請するためには
医療費控除を受けるためには、購入時に病院や薬局で発行されたレシート・領収書が必要です。レシート・領収書を後から再発行することはできませんので、購入時にうけとったレシート・領収書をしっかり保管しておいてください。
公共交通機関の交通費は領収書がもらえる場合はもらっておいたほうが確実ですが、通常考えられる妥当な料金の範囲内ならばノートなどに記録しておくだけでよく、レシート・領収書は必要ありません。(タクシー代は領収書をもらったほうがいいです。交通費の詳細は最寄りの税務署にお問い合わせください)
また5年以内までなら、さかのぼって申請することができますので、レシート・領収書を集めていたけれど申請を忘れていた一昨年の分なども手続きが可能です。
医療費控除申請の手続き
税務署に行くと医療費控除のための書類一式をもらえます。それらに必要事項を記入しレシート・領収書を添付し、期限内に管轄の税務署に提出または郵送するという手順になります。
申請の期間は、レシートや領収書をためた年の翌年の2月半ば〜3月半ばです。
細かい点については法律の改正などで変わることもありますので、最寄りの税務署でご確認ください。
公開日:2014/11/14
最終更新日:2015/02/12