不妊とストレス 〜 気力があって、気が流れている事:FM北海道 AIR-G’ Vivid漢方(ビビッド漢方) 第22回 2012年10月31日放送分書き起こし
パーソナリティ:高山 秀毅
ゲスト:漢方薬局いちやく草 上村由美
「ビビッド漢方。毎週この時間は中国の医学や薬、そして漢方について毎回ゲストを交えてお送りしています。今朝も、北海道中医薬研究会の会員、上村由美先生にお越しいただいています。おはようございます。」
おはようございます。
「先生の薬局では子宝の漢方ケアを積極的に取り込んでいらっしゃるということで。。。まぁ、その、子宝を授かるための要素としてご夫婦ともに
- 腎臓が丈夫であること
- 女性に血液がたっぷりあること さらさらの血であること
- ご夫婦ともに気力があり、気が流れていること
- そして先週お話頂いた『周期ケア』
女性のサイクルの問題ですね。そういったお話を詳しくしてきていただいた訳なんですが最終回の今日は、『気力があって、気が流れている事』旦那さんも奥さんも。。。という事になるんですけれども具体的には、どういうことなんですか?」
そうですね。『気』となると難しい言い方になるんですけれども、ストレスと言うと分かりやすいかもしれないですよね。現代社会は皆さん、時間に追われていますし、いろんなストレスを抱えて日々生活をしている訳なんですけれども漢方の言葉で言い換えますと。。。『ストレスで疲れ過ぎてしまうと、気が足りなくなる』もしくは『ストレスがかかり過ぎると、気が詰まってしまう』ということで『気が流れなくなる』というような表現をするんですよね。
「なるほど。。。(旦那さんの場合だと)仕事に関わるようなストレス、それから、奥さんの場合だと、ご近所とのお付き合いだとか、色々なことがあるとは思うんですけれど。。。よくね、長い間、お子さんを授かっていないと大丈夫なの?頑張っているの?とみたいなことをどうしても言われてしまいますよね。」
う~ん。プレッシャーが。。。
「特にプレッシャーなのが、まぁ、もし、お子さんが生まれたらおじいちゃん、おばあちゃんになる『自分の親』。。。ですよね。なんか今年はいい話、ないのか?というような事を言われてしまうとものすごいプレッシャーになると思うんですよね」
そうですね。。。ひとつは「聞き流す」ということも大事!ですね。最初からはちょっと難しいかもしれませんけれども、もう「オープンにしてしまう」例えば、婦人科の外来に通って検査もしているんだけれどね…とか普段から食べ物に気を付けて二人とも健康な身体づくりをしているんだけれどもね…そんな風にどんな事を具体的にしているとか、自分たちも望んでいるんだよ…というような事をオープンに話せるんであれば話してしまった方が、何かお互いにとってできることが、もしくは、励ますことができるかもしれない…ですよね。
「ご近所やお知りあい、そして親とのコミュニケーションで、そういうプレッシャーが無い状況を作り出したい…というのが理想。。。」
理想ですよねぇ。
「でも、一番、傍にいるのは自分のパートナー。まぁ、この三週間、今日をいれて5週間、ね。上村先生のお話を伺っていると、比較的、やはり女性の側の要因、女性の方がしなければいけないような(女性に)負担が多いように感じるんですけれども…」
そうですねぇ。
「男性側から、ダンナさんから…してあげられることってなんでしょう?」
お二人でお子様を望まれてますから、基本的にはどちらかが大変だとか、大変じゃないとか、ない方がいいんですけれども、一番いいのは、お二人で共通の趣味ですとか休みの日とかに、お二人で好きな場所に出かける、個々、身体自体がね、性別が違う訳ですから、サポートすること、できることが違いますけれども、縁でご夫婦になっている訳ですから基本的にはお二人が仲良くされていないとそこに、やっぱり、お子様はやってきにくい。なので、休みの日に二人で共通の事、楽しめる事。私結構、お勧めしているのが、二人で行った思い出の場所に旅行にいくこと。そこで結構、実はタイミングがあった方もいらっしゃいますので、まずは、基本の二人の仲を、なにより大切にして頂きたいと思います。
「ぜひ 気持ちを健やかな状態にして、少しでもプレッシャーの無い状態で、二人の大切なものを育みたいですよね。五週間にわたって先生、本当にありがとうございました。上村由美先生でした。ありがとうございました!」
ありがとうございました。
AIR-G’ FM北海道80.4 「Vivid漢方」出演分 書き起こし一覧
公開日:2013/06/14
最終更新日:2014/02/27