北海道札幌市西区八軒
6条東1丁目4-14-1F
電 話
011-802-9405
営業時間
10:00 ~ 17:00
定休日
水曜,日曜,祝祭日

漢方相談とは?

漢方相談とは、悩んでおられる症状を漢方的な切り口でご説明し、より早く快方に向かうために一番効果的な漢方薬(あるいはそれに準ずるもの)をご紹介することです。

薬剤師として漢方薬局で働き始めてから16年、振り返ると、もう1つ漢方相談において大切にしてきたことがあります。それは、『ご自身の身体を知って頂き、体調不良に至ったストーリーを一緒に確認して頂く』ことです。

私たちは、頭の後頭部や背中など、自分の身体なのに鏡を使わないと見る事が出来ない箇所があります。それと同じように、体調不良と関係する症状でも自分では気付かないことが多々あります。

体調不良は外傷でない限り、ある日突然始まることはありません。気がつかず見過ごしてしまった症状の延長線上に「今日の体調不良」があります。

お話を伺いながら、漢方的に起こりうるであろう体調の質問を致します。すると、「そうそう、あった」「そういえば、その時こんな症状もあった、思い出した」と言われる機会に多く出会います。例えば…。

  • もともとあった冷え症が急にひどくなったと伺い、生理のことを確認したら、同時期に生理痛も強くなっていた。
  • 冷え症と思い込んでいた高温期の寒気(さむけ)が、実はホルモン剤の連続服用による基礎体温の上がり過ぎ(37度を越えている場合が多い)だった時。
  • 閉経後ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗など)に悩まされるようになったと伺い、閉経時の生理状況を確認したところ、最後だけびっくりするくらいの出血量があった。

以上は一見、関係の無いような体調(症状)ですが、漢方的にはとても大切なつながりがあります。

体調の変化という身体のメッセージを伺いながら、現在の「体調不良になったストーリー」を見つけだし、お客様と一緒に確認していく作業が漢方相談の一番大切なところでないかと思います。

そのため、当店の漢方相談では、ストーリーの長さによってご相談時間が長くなることがありますので、お時間に余裕をもってご予約下さい。

漢方相談のご予約はこちらからどうぞ

よくあるご相談

漢方相談のご予約、お申込み

お店でのご相談

漢方相談は、ご予約の方を優先いたしますので、じっくりお話をされたい方はご予約をおすすめいたします。

ご予約はインターネットから、もしくはお電話 011-802-9405 でお願いします。

ご予約で決めた日時に漢方薬局いちやく草までご来店ください。

お電話でのご相談

お電話 011-802-9405 にてご相談ください。

メールでのご相談

メールでのご相談、お問い合わせは
info@ichiyakusou.com
宛にお願いいたします。

漢方相談の様子

7月のある日、女性のお客様がお見えになりました。

「冷え症を何とかしたく初めて漢方の相談に来ました。今年はなぜか職場のクーラーがとても辛くて仕事にも影響しそうです。」
(30歳・現在の職場8年)

初めて漢方薬局にいらっしゃったとのことで、お客様の体調を詳しく伺いたいので、1時間程頂くかもしれませんが、宜しいでしょうか?まず現状を知りたく、いくつか質問致します。

  • 職場の環境をより詳しくお聞かせ下さい。(制服の有無、仕事の内容)
  • 特に冷えて辛いからだの部位を教えて下さい。
  • その冷えは、帰宅して入浴等で身体を温めると一度とれますか?
  • 覚えている範囲でどの位前(何歳位)から冷え症の自覚がありますか?
  • 夏以外の季節(低温の冬など)はどうですか?
  • 生理の前後、睡眠時間が短い日が続いたあとなど、冷え症が強くなったり、別の部位で冷えを感じたことはありませんか?

「仕事は内勤で主にパソコンを使うデスクワーク中心です。制服があり、スカートなため、膝から下がスースーして膝掛が欠かせません。冷えを感じるのは腰とおなか含む下半身です。昼食の時に部屋を出るくらいで、1日冷えたままです。帰宅して湯船につかると温まりますが、出ると寝る前には足先は冷たくなっていることが多いです。」

「高校生の頃から何となく冷え症の傾向はありましたが、これほど辛い冷え症は3月頃からです。なぜかと言いますと、冷え症がひどくなってから、生理痛も強くなり、仕事と重なった時は鎮痛剤で治まるような体調ではなくなったからです。」

「程度は違いますが、1年中冷え症と思います。基本的には手足が冷えることが多いです。冬はカイロを腰に貼るようにしています。」

「最近は生理の数日前からおなかが痛くなってきます。痛くなるとおなかにカイロを貼るようになりました。少し痛みが和ぎます。また生理がくると全身だるく出来れば初日と二日目は横になりたく、休日と重なった日は布団に丸まって寝て過ごします。」

なるほど。確かにお客様の冷え症はかなり辛いことが分かりました。しかし、もともとあった冷え症が強くなったとしますと、何かきっかけがあったと考えられるのですが、1?3月に体調を大きく崩したこと、もしくは婦人科で何か気になる症状ありませんでしたか?

「そうですね。気になることと言いますと、今年の2月いつも1週間程で終わる生理がなかなか終わらなくて2週間以上続いたことがありました。少しおなかは痛かったですが我慢できる程度の痛みで、出血も少量だったことと、仕事が忙しい時期だったため、気になりながら様子だけみていました。心配した次の生理は1週間で終わったので、病院にも結局行きませんでした。」

その時のことをもう少し詳しくお聞かせ下さい。2月の生理の直前に何か大きなストレスを受けたり、もしくは身体を長時間冷やす状況にあった記憶はありませんか?元々の生理周期とそれ以降の生理周期に変化はありませんか?出血の中に血の塊のようなもの見えませんか?もしくは生理の色が3月以降変わっていませんか?

「そうですね・・・・・そういえば、2月の生理の前、本州から友人が来てキロロスキー場に行きました。ボードをやっているのですが、友人は初心者なこともあり、滑っては友人が降りてくるのを待っていました。その日は結構寒くてしかも雪も降っており、普段だったら早めに切り上げるところを友人はその日しか出来ないため、夕方までスキー場にいました。スキー場にある温泉に入って冷えた体を温めてから帰宅したのですが、それでも帰宅途中から湯冷めしたのかおなか周りが寒いなーと感じていました。」

「生理周期はもともと35日位です。出血が続いた以降も周期は変わりません。」

「おっしゃる通り、生理痛が酷くなった3月頃から黒っぽい塊がごろっと混じるようになり、とても気にはなっていました。他の出血の色は以前のままだと思います」

なるほど。今伺ったお話から、現在の体調に至る漢方的原因が見えた感じがしています。生理周期は個人差がありますが、一般的には28?30日位です。生理周期とは子宮に血液をためる日数とも言えますので、お客様の場合は血液をためるのに35日要すると考えることが出来ます。

漢方的には“血液を作る力が弱い傾向(血虚けっきょ体質)”と診ます。血液は栄養と温かさを全身に届けていますが、血液を作る力が弱い方は、必要な血液量が慢性的に不足した状態になるので(血液検査では問題がないレベルでも)、とくに身体の末端に充分な血液が送れなくなります。そのため、“血虚の方は手足の先が冷え易い”と訴える方が多いのです。

もし血虚の体質があったとして、その体質の方が、寒い冬の日に1日中外にいらっしゃいますと、弱い所(婦人科)に“寒さ”が入り混んでしまう、という現象が起きます。イメージで例えますと、ある血管の中を充分な血液が満たせない場合、隙間が出来ていると考えます。その隙間に寒さが入ってくる感じです。寒い時私たちはからだを縮こませてぶるぶる震えますが、同じように寒さが入った血管も縮んでしまうと漢方では考えます。縮んだ血管は血液が通りにくいので、血流が悪くなり、生理痛が強くなる傾向になります。

おそらく2月の生理期間の延長もそのスキー場での冷えが関係すると思いますが、翌月以降の生理日数は戻ったようなので、ホルモンバランスは崩していないようです。ですが、その時入りこんだ“寒さ”が今になってもまだ身体の中に残っていると思われます。寒さは婦人科に関係する血管に入り込んだと思われるので、腰やおなかが冷えるのは勿論ですが、その先の下半身の血流まで塞き止めていると考えられます。そのため、冷え症が以前の手足の先から、下半身と広範囲になったのです。このような漢方的考え方はいかがですか?

「けっきょ、とか、寒さが血管に入るとか、初めて聞いた言葉や考え方ですが、あの2月のスキー場に行った日と今の体調が繋がったと思えました!具体的にはどんな漢方が私には合うのでしょうか?」

『温経湯(うんけいとう)』という漢方薬があります。ツボって聞いたことありますよね?ツボは点ですが、ツボとツボを結んで行くと線になります。その線を“経絡けいらく”って呼びますが、婦人科に関係する経絡を温める、という名前がついた漢方薬です。

この漢方薬には、婦人科に関係する血管に入り込んだ寒さを追い出しつつ、血流を改善する働きがありますので、現在の冷え症・生理痛にも効果的です。粉薬になっていまして、一日3回、食事の前後(食前でも食後でもどちらでも大丈夫です)にぬるま湯で服用して頂きます。

入り込んだ寒さは、次の生理の時に出血と共に追い出すイメージですので、お客様の生理周期を継続服用の目安期間とお考え下さい。もし『温経湯』を一周期(約35日)続けて頂き、冷えや生理痛の改善が少ないと思われる時は、もう少し温める漢方薬や血流を良くする漢方薬を足す場合もあります。

ご自宅が薬局から近いようですので、本日は2週間分をまずお持ちになってみてはいかがでしょうか?漢方薬の効果を実感して頂ける充分な日数と思います。当店では、先程の『温経湯』は1日分351円で販売しておりますので、14日分ですと4,914円になりますね。いかがでしょうか?

「分かりました。ではまず2週間分飲んでみたいと思います。」

では、ご用意致します。漢方薬を服用されるにあたり、せっかくですから食生活も見直して下さい。1日3度のお食事に、新しい血液の原料になるタンパク質やミネラルの多い海産物を積極的に取り入れることがおすすめです。逆にからだを冷やす傾向にある、サラダ・果物・砂糖の多いおやつは控えめに、特に空腹時に食べない方が宜しいですよ。もし本日の説明で分からなかったこと、服用中何か心配になる症状などありましたら、いつでも電話かe-mailでご連絡下さい。

漢方相談のご予約はこちらからどうぞ

漢方薬局 いちやく草
電話 011-802-9405 営業時間 10:00 ~ 17:00 定休日 水曜,日曜,祝祭日 住所 札幌市西区八軒6条東1丁目4-14-1F
2013年7月8日開設 2015年10月23日サーバー移転